屋根瓦 漆喰の劣化について
屋根瓦では瓦の固定や接着に漆喰が用いられています。
漆喰部は雨や風、紫外線を受けることにより経年劣化します。
その為、15年程度に一度のメンテナンスが必要となります。
目視してひび割れ(クラック)や剥離が確認出来る場合は危険な状態です。
固定や接着の力が弱まってるサインです。
瓦(釉薬瓦・陶器瓦等)の耐久年数は大凡60年と言われておりますが、
漆喰は10年~15年で劣化します。
屋根瓦 漆喰劣化による悪影響について
漆喰が劣化してしまうと、中の葺き土・棟瓦(のし・丸)が下がり、棟勾配も変わります。
棟勾配が変わると、中に雨水を呼び込み易くなり、様々な建材(桟木・下地等)劣化の原因となります。
又、桟木穴等から雨水が浸入し、漏水の原因にもなります。
注)屋根裏・天井等にシミやカビが見受けられたらご相談を!
雨水等が浸入し、家(建物の建材等)を傷めている状況です。
屋根瓦 棟漆喰の補修について
屋根瓦の棟部分は、葺き土を盛った上に棟瓦(のし・丸)を被せ、崩れないよう葺き土の側面(面戸)は漆喰で固めてあります。
現在では、葺き土・漆喰部に南蛮漆喰・シルガード等が用いられています。
漆喰に石灰・砂・粘土等を加えた材料で、粘着力が強く・耐久性にも優れ・水を完全にシャットアウトする漆喰材です!